2025年12月20日(土)、各地域から多くの方に広島に来ていただき、熱気あふれる会となりました。
まず、日教組女性部常任委員の福山香織さんから中央情勢報告がありました。去る11月19日の全国母女府省要請では、文科省を始め、厚労省、内閣府、防衛省、子ども家庭庁等への要請をしたこと、参議院議員の古賀千景さん(日政連議員)とともに文科省への要請で洋式トイレや男性のトイレの個室化について訴えたことなどを話されました。「女性部としてしっかり抗っていかなくてはいけない」と強く訴えられました。

次に古賀千景さんの国政報告がありました。「日本も核を持つべきだ」という一部の首相官邸筋の発言、女性初の総理大臣として高市早苗さんの「働いて、働いて、働いて・・・まいります」発言について、「一人で思っているのはいいが、これを日本に住む皆さんに言っていいことではない。男性中心の考え方であり、それを裏返せば、誰が家事をするのか、家事をするために正規雇用をあきらめ、パートで働く女性がいて、そのために女性の賃金が低くなり、年金もわずかという現状があるのに」と話されました。選択的夫婦別姓制度についても「実現まであと少しというところまで進んでいたのに、高市首相は「旧姓の通称使用法制化」を言ってきた。」等を話されました。古賀さんの想いは私たちの気持ちに沿ったもので、政府の動きをしっかりと見ながら学習を進めていかなくてはと気を引き締めながら聞きました。
その後、各単組の情勢、活動についての報告がありました。女性部で学習会を行っている様子や、県当局への要請行動の結果と女性部としての想い、組合加入の減少や役員忌避の状況の一方で女性部への加入の増えた県もあることなどが出されました。各単組の状況や活動内容を共有することは、今後のことを考える上でとても参考になりました。
午後からは、フィールドワークを行いました。皆実町まで市内電車で移動し、ガイドの東琢磨さんの話を聞きながら、戦前は、専売局たばこ工場として菊の御紋の天皇拝領※の煙草が作られていたところ(戦後、専売公社となり、現在は大型スーパーマーケットになっている)や、被爆建物である旧陸軍被服支廠、平和塔(戦後に塔の名前が「日清戦争凱旋碑」から現在の名前に変更されていた)、宇品港を作った千田貞暁県令(県知事)を祭る千田廟公園、天皇行幸を迎えるため提灯を持った人たちがあふれたという御幸(みゆき)通りを歩き、広島市郷土資料館まで歩きました。
(※天皇拝領…天皇からいただくの意)

改修中でしたが、デジタルサイネージもあり、内部の様子をうかがい知ることができた。

広島市郷土資料館は、敗戦まで宇品陸軍糧秣支廠だったということも広島に住みながら全く知らず、第二次世界大戦時の広島の地図を見ながら、広島の近代から現代までの歩みと社会と戦争に翻弄される人々のことを考えずにはいられませんでした。東さんが「ここにもう一つの広島がある」と言われていたことと合致して、知ることが本質を見抜くことにつながり、一人ひとりの行動へと変わっていくのだと思いました。


このような多くの学びの機会がいただけたことに大変感謝しています。

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