執行委員長挨拶

 2025年4月1日から新たに、広島県高等学校教職員組合執行委員長になりました平賀伸一(ヒラガ シンイチ)です。わずか3年間しか本部役員経験がない中で、身の丈何倍もの大役を務めることになりました。「学びを重ねていく」ことをモットーとし、豊富な経験を有する川原克彦(カワハラ カツヒコ)副執行委員長、新たに本部役員となった本畝朋子(モトウネ トモコ)書記長とともに、元気に広高教組運動を継続・発展させていきたいと思います。

 本部役員となって以来、ことさらに感じているのは、私たち教職員が、職員団体(教職員組合)=自前の組織をもち、県や県教委などの当局と交渉等ができることの重要性です。教職員が毎日、元気な姿で子どもたちの前に立ち、共に過ごし教育実践していくためには、勤務条件の整備と改善が欠かせません。今私たちが当たり前のように享受している、人事委員会勧告の4月に遡っての完全実施や様々の休暇制度等は、諸先輩による粘り強い組合運動や、その延長線上にある毎年の賃金確定交渉の成果です。その取り組みの具体や歴史を学び、職員団体の存在や組合運動の意義深さを改めて認識するとともに、組合未加入者に伝えて理解を促し、組織拡大を実現していかなくてはなりません。

 そのことと併せて、子どもたちを、差別を見抜き人権と平和を大切に考えることのできる人間に育てていくための教育研究活動にも力を入れ、民主教育の発展に期したいと考えます。皆様のいっそうのご理解とご協力をお願いし、就任のご挨拶といたします。

2025年4月1日

広島県高等学校教職員組合
執行委員長  平 賀 伸 一